金胡麻を収穫しました。

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アフリカに起源を持つ胡麻。

長い旅を経て約2000年前、縄文時代晩期、日本に胡麻が渡って来たそうです。
その地その地の環境に順応して、いのちを繰り返し繋いできたのでしょう。
その結果、今、日本では岩手県あたりまでは栽培が可能となっています。

アフリカと東北!?!?

胡麻をはじめ植物の適応力っぷりにはなんとも驚かされます◎
繊細さとダイナミックさ・・・誠に勉強になります。

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種を蒔いてから約100日で収穫を迎える胡麻。

爽やかな秋空の下、約2反ほどの金胡麻を1日かけて収穫しました。

今年は、自然栽培4年目。胡麻の栽培は4回目。

歳を重ねる程に分からなくなっていく、
胡麻の事、種の事、土の事、そして、自分の事。笑

自然の底知れぬ奥深さにいつもどきどき、わくわくさせて頂いております。

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まずは、来年の種となる株を約50本選びます。
胡麻の畑の中を歩き、
すらりと美しく、背丈が高くたくましく育った好いエネルギーに満ちた株を、
一本一本鎌で刈ります。

この種採りを毎年繰り返す事で、
少しずつ大山の麓の気候に、そして自然栽培の土に調和した
「丸瀬家の金胡麻」になっていくのでしょうね◎
妄想しただけで、ハイパーわくわく致します☀︎

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今年の出来は、とても良好かと思われましたが、
自分の観察不足もあり生育の不揃い感が半端なく、
早熟の株は収穫されながら胡麻を蒔き散らかすこと過去最高。

大山の真っ黒なクロボクの土と黒マルチの上に蒔き散らかされた金色の胡麻たち。
誠に目立つったりゃありゃしない。

「現代の科学技術によって生まれた超超高性能な掃除機で吸い上げながら収穫ができたら・・」
などと邪念が湧けば機械の操作を誤り、色々起き、時間もかかるしロスも増える。。

「今に集中しなさい!」

毎度の学びや気づきをいただきながらの1日でした。

これから、
「乾燥」、ふるいなどの道具を使った「荒選別」、
「洗い」を経て最後は「目視」での調整作業が待っています。

年内出荷を目指します!ひゅー◎◎